古狸の踊るところ  吉里吉里人とは違いうけど、きりきり舞いの先週でしたねw

 先ずは今週、今朝の様子を。


川面に霧が覆っていましたね。
このころの典型的な朝風景です。

案山子さんから聞いていたんですが、退役盲導犬ハーディーが元気になって散歩していました。
良かったねえ、ハーディーw  でも、だいぶ弱ったね。

 一緒にいる茶色の犬は、この大雨災害で飼い主の家がつぶれ、急遽預けられた雄犬で、まダ5歳余りで若いため、10歳くらいのハーディーには大きなストレスがかかっているそうです。大丈夫かなあ。

 はーい、真菰が池のハスも白い花を精一杯咲かせていますね。

お、せみ時雨じゃやん。

 蝉しぐれについては、安西先生がこんな動画を送ってくれました。
 
3日前の稙田「ふれあい公園」で、シーンとしていた森が、一匹が泣き出したら万雷の蝉しぐれとなったそうですw

 はーい、散歩を終わって恒例の鍼灸に行く直前、子供神輿がやってきました。
 うん、夏本番ですw

 ついでに今朝の散歩の道すがらの花などを。

 それでは先週の画像をアップしておきます。
 先ずは月曜。日田で裁判。 ゆふ号です。

いい天気を思いきや、翌日には台風です。
裁判所通路外の中庭での喫煙所が目も当てられず、ずぶぬれになって帰りついた事務所のビルまで風雨を撮影しました。

このころが一番ひどかった。午前11時ころです。


 と、翌朝は台風一過。朝はこんなに爽やかでした。
 ところが場面は一転、大災害です。
 あの日田の久大線の花月川鉄橋も流されたほどです。  被害はますます拡大するのでしょう。 ううん、クソ。 天の配するところ、人智の及ぶところにあらず。 しかし、5年前も大洪水の経験があったでしょう。それで同じような被害出すか。  100年後ではないんだよ。 これは人災だろうが!   許さんぞ!!

で、ようやく雨が上がったのは土曜日で、夕刻の散歩が爽やかでした。
花々もきれいでしたよ。


 夏ですよね。

 夏は確実にやってきました。  しかし、嘆きの時でもあります。 被害にあわれた方々には心からお悔やみ申し上げます。
 で、忘れてはならないことは、決して忘れないようにしましょう。  10年内には確実に同じ災害は起きるのですから。

 あ、読んだ本について。

 森崎和江の「非所有の所有」を読みました。
 1960年前後の論考で、晦渋です。
 会話体は了解可能なのですが、基本的に散文詩ですので、論理的に追えないのです。
 で、エッセンスをまとめた記述をネット上で見つけました。
 引用始め「「意識世界からいえば、女たちの疎外は、私有意識を所有した者らの連合によるところの、共有意識の疎外である。それは私有を所有しない。非所有を所有する。」(p.117)

「 私は、「私」ということばを使用する限りにおいて女たちの代弁者であることを意識する。女たちはみずからの意識を顕在化するためにたたかう。その内部世界に対応する外界は顕在的に存在しない。顕在する世界の価値基準は、経済学的所有の概念で機械的な一線がひかれている。したがって一切の生産性もまたその線から上へ浮かびでたもののみ計量される。所有の概念が割れた西瓜みたいに完結していないのだ。私は主張する「非所有の所有」もまた所有の一形態であり権力意志である。それは私有に決定的に対応する。共有の概念には、私有と非私有とを複合するが、その両端に純粋私有と純粋非私有とを想定することができる。こうして私有を非所有する極点の意識をパチンコ玉みたいにはじいて、はじめて女たちは自己の内界と外界とががらがらとはじきあう場をつくることができる。」(p.117)
「 所有の観念を創造しないかぎり、既成の所有観念の外側で、現実に、その場で、あふれでているエネルギーは社会的諸現象の推移とも内部の隔絶状況の止揚とも無縁で終る。私たちは非所有の所有という状況をそれに内在する生産性でもって評価しなければならない。女たちのその領域に於ける意識されない生産性は、いま膨大に流出しつづけている。」(p.118)

「女たちはみずからを顕在化する方法論の創造以外に、非所有の社会的再生産は不可能であることを知っている。」(p.131)

「私はこのような女たちが相互に社会的条件を創造しあう最小限度の外的関係を持たず、また相互に内的要素を交換する契機をも持たない状況は悲嘆にあたいするとは思わない。だからこそモノローグの展示会を固執する必要があったわけだが、ただこのような欠落の真上にどっかりと坐らなければならないと考える。そのちょうど水面に直立するような地点の認識を少しでもはずれれば、女の革命化は不可能だ。そこへ立ちつくすことの強要なしに性的疎外の止揚ははじまらない。欠落の逆利用から歩くのだ。……」(p.132)
」引用終わり(ページ数は新装版のページです。)

 

でもいいなあ。森崎和江は、僕らの原点です。

で、今は、森崎本をおいてこれを読んでいます。  内田先生はすげえよ。

 講演集ですが、すばらしい。  また後程ね。

 さて、鍼灸院で疲れましたので、今から昼寝。
 その後、夕方の散歩に行って、またまたね。
 ではまた。

はーい、夕方の散歩です。 午後6時過ぎ発信!
 空の様子は?

で、花祭りですw

で、帰るころには夕陽がw


 やはり今日は、これがよかったのかな。

 さて、今週の踊る舞台は何でしょうw

 古狸は、居場所を求めて、今日も行くw
 ではまたねw

拳銃無宿

追伸 
淀川長治が評価するゲイル・ラッセルって、不思議な顔をしていますね。