本の紹介2

 続いて、高校時代の本としては、哲学と詩ですね。
 哲学は、主観と客観とは何かを考え続け、自分と他人は同じかをテーマに考え続けていましたし、たまたま分析哲学の本を中学末ころから読んでいたので、論理の不明晰な観念論や宗教に足をすくわれずに済みました。それでも、実存主義とヘーゲルとは格闘した思いです。
 ヘーゲルの精神現象学などは大学時代に読みこんだのですが、舞鶴の図書館で、小論理学を読み、「即自、対自、即且対自」の内、即且つ対自は、現象的には。即自的に現れるのではないかと言う自分の思い付きが、ヘーゲルのこの本で、そうだと言っていることが分かり、頭を突き抜ける喜びを感じたことを鮮やかに思い出しますw

 ゲーテなどの詩も大好きです。 特に画面にある詩句は、今でも暗唱しています。

 画面にある哲学入門書の編者は、当時東洋大学の哲学の先生で、大分県の高文連の夏期講習のために、湯布院の青少年の宿舎に講師として来てくださった方です。  僕は、先生の寝室まで押しかけて、主観と客観について、僕の稚拙な議論をしたことを覚えています。  先生の、「それはサルトルの言う「眼差し」だ、ヒューマニズムが根底だ」との説明に、半分は納得しましたがw  恩師ですねw 

取りあえず、二日目はこの程度でw