本の紹介4

 本の紹介4になりました。 僕の疾風怒涛の時代は、時代精神も青年期にあったともいえるようで、フランスの5月革命、ドイツの学生運動、ベトナムの第二次世界大戦で投下された爆弾の量よりも多いい熾烈な民族解放と戦争、アメリカの反戦運動、中国の文化大革命、そして日本での全国学園闘争やベトナム反戦闘争など、共時的な大騒乱は、僕もその渦の中に巻き込んでいきました。その頃の本たちは、掛け替えのない僕の親友です。 しかし、ランボーの稲妻のような「詩句」に撃たれ、カフカの「不条理」の世界でもがき、カミュの明晰で詰め寄る「肯定」の舌鋒は、東アジアの辺境の小さな島から空を見つめていた田舎の少年を、世界に巻き上げ、叩きつけたのですねwいやぁ、よくぞ生きて、今に繋がるなあ?何度死んでもおかしくなかったのにですね。その頃の本を見つめていると、そんな気持ちになります、ねw