はーい、昨日のシンポジウムは少し疲れました。
コーディネーターの先生が、パネリストには発言は一人2分と時間制限されながら、ご自分は延々と自説展開されるので、これなら先生の講義を聴いた方がわかりやすかったかもしれません。 また、支援の具体的中身についても考え方に異同があったようにも見受けられました。 それでも様々な方が、いろんなアプローチで被害者支援に関わっていることに今更ながら勉強になりました。
それにしても、被害者支援条例の策定は、今や天の声ですね。 制定に向けて僕もできる限りのことをしていきます。 皆さんもよろしくね。 あっと、一応昨日の挨拶文を掲載します。 これが僕らの決意ですね。
「 ご 挨 拶
只今紹介にあずかりました大分被害者支援センターの理事長を務めます三井嘉雄です。
被害者支援と一口に言っても、私達は失われた命も重大な障害を回復させることもできません。
しかし、呆然と立ちつくす僕らの背中を押し、被害者に寄り添う一歩を踏み出させるものは、ただただ被害者の深い悲しみと多くの涙なのです。
大分被害者支援センターは、今から16年前20世紀最後の年の8月に降ってわいたように起きた旧野津町の隣家の少年による一家殺傷事件をきっかけとして生まれました。
被害者の最年少の少年の目からすると、母親、祖母、兄が一瞬のうちに、怖い、助けてという叫びもむなしく殺害され、高校生の姉が脊髄損傷を受けて下半身が不随となり、祖父も頭にナイフを突き刺され重大な脳損傷の障害を負わせられたあの事件です。
そのとき被害者支援に駆け付けた臨床心理士や弁護士らが、ともに被害者支援を通じて知り合い信頼関係を深め、被害者支援の行為を共同とすることによって、あの痛ましい被害者の尊い犠牲を意味あるものとするには、新たに起きる被害者により迅速かつ的確に対応する組織を作ろうということで設立に一歩踏み出して設立されたのが、この大分被害者支援センターなのです。
そしてまた、残念なことにその後も多くの被害者の悲しみが生まれ、多くの涙が流されました。
その被害者の皆さんが、ご自分の痛切な経験をふまえ、残念ではあるのですが将来生まれる被害者の方を少しでも現実的に支援し、救済するために研究され、求めているのが、本日のシンポジウムのテーマになっている地方自治体による被害者支援の条例制定なのです。
その中身は、経済的支援を柱として、よりきめの細かい被害者支援を実現するというものです。
ちなみに警察庁によると、条例の質を問わなければ、平成28年4月1日現在の全国の条例制定状況は次の通りです。
先ず全国47の都道府県においては57,4パーセント、次に大分市と同じ政令指定都市20都市では45パーセント、さらに全国市町村区1721の中では21,4パーセントが曲がりなりにも被害者支援条例を制定済みです。
大分県下では、県や大分市をはじめ全く制定されていません。
これが現実です。
しかし、自由な社会である我々の住む地方の共同体が、犯罪を完全に防止することができないのなら、起きてしまった被害に対し、その悲しみと涙を共有することは当然の責務であるはずです。
そして、その被害の悲しみと涙の共有の具体的表れが被害者支援条例であり、この悲しみと涙の共有こそが、実は最も有効な犯罪防止策であることも間違いありません。
この条例制定が被害者支援のさらなる一歩なのです。
悲しみと涙はもう十分です。 これ以上の悲しみや涙はいりません。
どうか、被害者の方々と皆さんとで、是非ともこの一歩、条例制定に向けてともに歩き、我々の力でそれを実現していこうではありませんか。
以上ご挨拶を申し上げます。」
さあ、明日はボランティア養成講座で講師をしなくては。
頑張ります。
我歩さん、コメントありがとうね。 これからもよろしく。
はーい、来客です。 仕事にもどります。 またねw この本の話は次回に。
両さん、よかったですね。
この作者は、元々はあの少年チャンピオンに連載されていた「ガキデカ」の偉大なる作者「山上たつひこ」をもじっって、「山止たつひこ」を名乗っていましたよね。 それがやがて自信がついてw
はー、何ともはや、時代は変わります。
あ、午後4時のお客さんが、、、、、では!