はーい、ようやくモンテスキューの「法の精神」完訳を読み終えました。
訳注入れて1401ページ、全三巻。 長かったーw しかし読み応え十分。 うーーむ、300年以上の時を超えて、彼の人の偉大さに敬服! 素晴らしい! 権力分立という近代統治の時代精神、ここに燦と輝く、です。
はーい、印象に残った章句をぼちぼち書いていきますね。
先ずは、今読み始めているホッブスの「リヴァイアサン」に対する彼の判断を。
彼は、自然の法律は原則的に次の順序によって成立していると言います。
第一の自然的法律は、「平和」。
「ホッブスが、人間と言うものに先ず帰属している相互に征服し合いたいという願望は道理にかなっていない。」とします。
なぜなら、「命令とか支配とかいう観念は、非常に複合的で他の観念に依存するところが多いから、人間がまず持つ観念ではないであろう。」
と論述するのです。
先ず、ここにしびれました。第一巻44ページです。
(あろう)論述して、断定しないこの知的誠実さ、論理の明晰さ、人間洞察の深さにしびれたのですね。 アンド日本国憲法9条擁護にすぐ使えるぞとねw
尚、第二の自然的法律は、「彼に身を養おうとする気を起させるような法律であろう。」
第三の自然的法律は、「両者が常に互いに相手に対してなす自然的な願い」、互いに接近し、喜ぶあの感情と言うのです。
第四の自然的法律は、「社会生活をしようと言う願望」だと説きます。
成程ね、すげえな、18世紀前半の貴族の言葉ですよ。 うむ、すごいね。
はーい、もう5月ですので、資本論6月完読は、なんか3か月以上延びましたが、いい本に出合えて僕は幸せですw
ではでは皆さん、今はこの辺で。続きは後程ね。 じゃあ、ねw