先ずは結語から。いよいよ終わりの日です。紹介したい本をすべて紹介できないのが心残りです。しかし、それは、また何時か、どこかで、お会いした時に。 ですので、~to be
continued!
はーい、以下は最後に掲載した本などの紹介です。前回、「アンダーグラウンド」で20世紀末を紹介しましたが、20世紀最後の年2000年の8月14日にその惨劇は起きました。 野津町の隣家の少年による一家6人殺傷事件です。僕らは弁護士会内に犯罪被害者支援センターを立ち上げていたのですが、この事件に日にち、時間を忘れて支援に没頭しました。
その時出会った方々と、この尊い犠牲を無駄にしないと誓い合って設立したのが、現在の公益社団法人大分被害者支援センターです。その支援の実態は、被害者に寄り添うことしか出来ません。本質的に僕らは失われた命を甦らすことはできないからです。でも、僕の弁護士人生史からすると、当番弁護士制度の立ち上げに関与したこととともに、被害者支援をライフワークと出来ることは幸せです。 こんな僕の羅針盤は本であり、特に吉本隆明、そして自ら思想的格闘をしていることが明らかな内田樹です。 他方、例えば、17世紀ロンドンでのペストの息詰まる恐怖や、その時の人々の心の動きを鮮烈に伝えるデフォーの「ペストの記憶」と言う古典です。人類の英知の到達点を示す古典に耽溺する理由は、ここにあるのですね。 他方、敗戦したからこそ珠玉の戦記物を生んだのであり、この反戦平和のテーゼは、絶対手放してはならないことは、圧倒的に多くの死者が叫んでいます。 で、今すぐ思いつくのが、大岡昇平の「レイテ戦記」と、高木俊郎のインパール三部作や、一連の特攻に関する著作です。 如何に普通の市民の兵隊が、時には勇敢に、大部分は指揮者の愚かさのために、悲惨の中で戦い、死んでいったか。いかに戦争指導者らが、愚かで卑怯だったかを告げます。 はーい、長々とかきました。東大全共闘議長の「磁力と重力の発見」等、全共闘魂は死にません、ただ消え去るのみです。 では、いつか、どこかで、またw